v2foodを徹底解説! 日本のバーガーキングにも使用されるオーストラリア最大の代替肉企業

v2foodを徹底解説! 日本のバーガーキングにも使用されるオーストラリア最大の代替肉企業 解説

こんにちは!うーしーです。

世界的にSDGsが掲げられ、持続可能な社会を目指す動きが強まるとともに、代替肉が世界で広く食べられるようになりつつあります。
多くの人がここ最近、テレビやネットニュースなどで「大豆ミート」や「代替肉」という言葉を見たり聞いたりする回数が増えたのではないでしょうか?

そこで、気になる国内外の代替肉に取り組む企業を徹底解説していきます。

今回はオーストラリアのv2foodです。
日本のバーガーキングの「プラントベースワッパー」のパティに使用されている代替肉の企業として名前を聞いたことがある方もいるかもしれません。
どのような企業なのか徹底的に調べていきます。

v2food(ブイツーフード)とは?

v2foodはオーストラリアのシドニーに本拠地を置く代替肉企業です。

現CEOであるニック・ハゼル氏が2019年に創業しました。

「v2food」という名前は「version2のお肉を作る」という同企業の目標に由来します。

2021年8月に大型の資金調達を行い、急成長中

v2foodは今年8月に7200豪ドル(約57億円)の大規模な資金調達を行い、グローバル展開を加速させようとしています。特に、既に参入した中国市場のさらなる開拓を目指しているようです。
また、この資金調達で投資総額は1億8500万豪(約147億円)となり、評価額は2年前の200万豪ドル(約1億5900万円)から5億豪ドル(約398億円)と約25倍になりました。

また、オーストラリア国内に自社工場を持ち、調達額など含めてオーストラリア最大の代替肉企業といえるでしょう。

引用元:v2food

v2foodのミッション

v2foodのミッションは
「肉を美味しく、栄養価が高く、次の世代に持続可能なものにすること」
です。
肉が好きだからこそ、より良いかたちで肉を生産・消費していこうという姿勢が見受けられます。

現状として、人口増加とともに食肉消費量は増加の一途をたどっています。
そこでv2foodは、人口100億人時代に向けた課題として、
「動物の肉をなくす方法ではなく、家畜を増やさずにより多くの肉を作る方法を見つけること」
を挙げています。
畜産は温室効果ガスの排出・土地の劣化・生物多様性の損失といった環境問題の大きな原因となっており、植物から肉を作ることで気候変動に直接取り組んでいるのです。

引用元:v2food

そんなv2foodの商品開発の方針は以下の3つです。

・美味しい
実際にv2foodの代替肉は、見た目も調理法も味も肉と同じようになるよう製造されたお肉とのことです。
そして、お肉を食べる量を減らすことは好きな物を諦めることではないと主張しています。

・身体に良い
牛肉と同じようにタンパク質、鉄分、亜鉛、リン、ビタミンB12、B3、B6を摂取でき、さらに健康的な食物繊維も摂取できると書かれています。また、コレステロール0との記載もあります。

・地球に優しい
二酸化炭素排出量や製造に使用するその他資源を最小限に抑えるために努力しているとのことです。

先ほど述べたように、味・栄養・持続可能性の全てを含んでいます。

 

v2foodの代替肉の特徴(原材料や栄養成分)

v2foodの代替肉の特徴として、HP上に以下の3点をアピールしています。

・肉のように調理でき、肉のような味であること
・身体にも地球にも優しいこと
・オーストラリア国内生産かつ植物性であること

また、原料に関してはタンパク質に大豆、油に植物油(基本的にパーム油以外)が使われています。

ここで、代表的な商品「v2burger」の原材料や栄養成分を詳しく調査していきます。

v2burger(ブイツーバーガー)

こちらは2019年1月のv2food創業後、最初に開発された商品です。
56回の試行錯誤を経て完成した商品とのことで、その後、オーストラリア国内のレストランやその他小規模な店舗で販売開始されました。
そして、2020年8月からはオーストラリアの最大の食料品店Drakes Supermarketsやその他スーパーマーケットでも発売されました。

価格はオーストラリアのスーパー「Woolworths」にて4枚入りが9豪ドル(約715円)で販売されており、かなりお手頃です。

v2burger(ブイツーバーガー)v2burger(引用元:v2food)

原材料

水、大豆たんぱく、植物油(パーム油不使用)、増粘剤(メチルセルロース、加工デンプン、カラギーナン)、香料(グルタミン酸を含む)、着色料(カラメル色素、ビートルート粉末)、タマネギ、食塩、酵母抽出物、ハーブ(パセリ、タイム)、ミネラル(亜鉛、鉄)、ビタミン(ナイアシン(B3)、ピリドキシン(B6)、コバラミン(B12))、酸化防止剤(トコフェロール、アスコルビン酸)

 

栄養成分(パティ1枚、113gあたり)

カロリー    238kcal(kJ表記のため、1calあたり4.2Jとして換算した値)
総脂肪     14.8g(飽和脂肪 6.0g)
コレステロール 0mg
ナトリウム   306mg
炭水化物    5.1g(砂糖 0.9g)
食物繊維    5.0g
たんぱく質   20.1g
ビタミンB3    4.5mg
ビタミンB6      0.3mg
ビタミンB12    1.8μg
鉄       3.2mg
亜鉛      4.0mg

栄養分を含め添加物が少なくないものの、その分ビタミンやミネラルの栄養価がしっかりある印象です。特に菜食だと不足しがちなビタミンB12が含まれていることはヴィーガンの人にとってうれしい点でしょう。
また、炭水化物が低く抑えられています。

 

v2foodのその他代替肉商品

v2mince(ブイツーミンチ)

ひき肉タイプの代替肉で、v2burgerと並ぶ主力商品です。

v2mince(ブイツーミンチ)v2mince(引用元:v2food)

 

v2sausage(ブイツーソーセージ)

2021年1月にオーストラリア国内の小売りで発売された比較的新しい商品です。
1パック8本入りあたり9豪ドル(約715円)で販売されています。

v2sausage(ブイツーソーセージ)v2sausage(引用元:v2food)

v2sause(ブイツーソース)

こちらは2021年5月に発売されたばかりの植物性のボロネーゼソースです。
オーストラリアのパスタメーカーが作製したもので、グルテンフリーです。
現在Woolworths限定販売で、400gが6豪ドル(約477円)とのことです。

v2sause(ブイツーソース)v2sause(引用元:v2food)

 

v2foodの販売国・店舗 アジアを中心に展開

オーストラリア国内では大手スーパーなどで広く販売されており、「ハングリージャック」(バーガーキングのフランチャイズ店)という外食チェーンでも取り扱われています。

そして、2020年2月には隣国ニュージーランドのバーガーキングで販売が開始されました。

アジアだと現在、タイ、フィリピン、日本、韓国でバーガーキングのパティに使用されています。
また、中国ではv2minceの豚肉風が小売りで販売開始されました。

さらに同社はヨーロッパ進出も計画中とのことです。

日本のバーガーキングでの人気

プラントベースワッパー(引用元:バーガーキングジャパン)

日本のバーガーキングでは、2020年12月に「プラントベースワッパー」が発売され、その後2021年2月にアボカドが追加された「アボカドプラントワッパー」も発売されました。

どちらのメニューも現在は通常メニュー化され、人気のようです。

また、その後は今年6月に世界環境デー(6/5)にあわせ、「ビーフ愛護計画」と題してプラントベースワッパーを当時の価格より通常より300円安い290円で提供するキャンペーンが行われました。

バージョン2ワッパー(引用元:バーガーキングジャパン)

さらに8月に入ってから、植物性パティをバンズの代わりに使用した「バージョン2ワッパー」が期間限定で発売されました。予想を上回る好評ぶりで一部店舗では期間中ながら販売終了となったようです。
このような積極的なプラントベースパティメニューの挑戦からは、バーガーキングの環境志向とv2foodのパティへの一定の支持が感じられます。
バーガーキングでの成功は、v2foodの今後のアジア進出において追い風にもなるかもしれません。

まとめ

以上、v2foodについてでした。

日本にとって比較的身近な海外の代替肉企業で、さらにアジアに進出してきており、今後の展開ががとても気になります。
バーガーキングで食べたことのある人はご存知のように代替肉のクオリティーが高く、日本で家庭用の販売が始まれば人気が出るのではないでしょうか。
また、ヨーロッパ進出に関しては、現在ヨーロッパのバーガーキングでは「The Vegitarian Butcher」の植物性パティが広く使用されている中どのように展開していくのか注目したいです。

 

参考資料
v2food
・Foovo
オーストラリアv2foodが約57億円を資金調達、植物性代替肉でアジア進出を加速
・greenqueen
Australian Vegan Meat Leader v2food Eyes Asian Expansion After $54M Series B
Aussie Startup v2food Expands Range With New Plant-Based Sausages
Alt Meat Player v2food Launches New Plant-Based Bolognese Sauce
Burger King Launches Plant-Based Whoppers Across Asia With v2food & The Vegetarian Butcher
Burger King South Korea Launches Plant-Based Whopper With v2food
Burger King Japan Goes Bunless For ‘Version 2’ Plant-Based Whopper with Vegan Patty

 

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